株データ
日経平均が変動するときこれらの株はどう減価するかのか。同じ日経平均の変化に対して、ダブルインバース株はインバース株の3倍減価する。日経平均の変動幅が同じ場合は1日当たりの変動額と減価率は比例する。つまり、1日1000日経平均が変化するときは、1日100円変動するときの10倍の減価率になる。1日当たりの変動幅が同じ時は総変動幅と減価率は比例する。つまり、1日の変動額が10倍になり、総変動幅も10倍になると、減価率は100倍になる。だから、今年の1,2月や2015年の8,9月のような大変動の時は大きく減価する。
ダブルインバース株を買ったとき思わぬ変化のためレバ株でヘッジする、インバース株を日経平均連動株あるいはレバ株でヘッジする場合のシュミュレーション。結論は、ダブルインバース株をレバ株でヘッジする場合はレバ株をダブルインバースの3分の2とするのがベストか。
ダブルインバース、インバース株の減価、ヘッジのシュミュレーション
レバレッジのナンピン買いとダブルインバース株によるリスクヘッジのシュミュレーション。よく言われるようにナンピン買いはすかんぴん。ナンピン買いに対して、逆の動きをする株によるヘッジが効果的かつ損失が少ないことを確認します。
日経平均が前日比で1%上がると理論的にはインバース株は1%下がり、ダブルインバース株は2%下がり、レバレッジ株は2%上がるはずですが、そうなっていません。
実際はどうなっているか。2015年10月23日から6週間分を調べてみました。
結論はダブルインバース株は日経平均の変化に追従できない。インバース株はダブルインバースほどではないがあまり追従できない。レバレジ株は十分ではないが比較的追従している。
原油ETFは何種類かあります。例えば株価コード1699とか1671があります。原油1バレルの日本円での価格と原油ETFの株価が比例していたら問題ないですが、実際は比例するとした数値よりどんどん下がっている
2016年4月28日には2015年1月5日と比べると、原油価格、為替レートが同じであっても、ETF株価は3分の2以下になっている。これでも原油ETFを買いますか。
野村證券からレバ株、インバース株、ダブルインバース株の株価が基準値からずれているとのアナウンスがありましたが、10月23日(金)を基準日として日経平均を用いて株価の理論値を求め実際の株価の理論値からの乖離率を求めました。
結論はかなり気になる
日経平均がゆっくり上がりもとの2倍になるとレバレッジ株は4倍にダブルインバース株は1/4になるといった
レバ株とインバ株の性質(特徴)その2です。
レバレッジ株とダブルインバース株の重大な特性(特徴)について
この13年間でダブルインバース株価は理論上約30分の1になった。
日経平均の差を補正するとレバレッジ株価は1/2に、ダブルインバース株価は1/10に減価した。
上場投資信託(ETF)の中に日経平均レバレッジインデックス連動型上場投資信託(1570)と
日経平均ダブルインバース連動型上場投資信託(1357)があります。
ここではレバレッジ株、ダブルインバース株と呼びましょう。ダブルインバース株はレバレッジ株の3倍の速さで減価していくことに注意して下さい。
日経平均が同じになったとして、もとの3%減価するまでに売却するとしますと、レバレッジ株は6ヶ月、ダブルインバース株は2ヶ月以内に
売却するのが望ましいことになります。以下はその解説と具体例および理論的な説明です。