出雲道中記〜山陰路、山陰自動車道を走る

豊岡から出雲まで往復。25年前松江に行ったが、遠くて閉口した。何しろ、鳥取まで八鹿経由だから2時間半、米子バイパスは出来ていたが、遠回りになるためあまり時間短縮はできない。その後大いに道路整備が進んで移動しやすくなった。

浜坂までは日常的な移動範囲。それより西は滅多に行かない。そのあたりから書こう。

国道178号線を西進、居組から東浜まで自動車専用道で快適。すぐに一般道になるが、今年の3月に岩美道路が出来ているので探しながら走る。岩美道路は、まだ、ナビには掲載されていない。確か、岩美駅方面に行く道か。走っていると表示が小さくでている。岩美駅方面に左折すると、道は国道よりやや狭い。しばらく走ると浦富ICで高速の本線に入る。新しい区間は短く片側1車線だが対向車線とガードレールで完全に分離されている。安全ではあるが、道幅が狭く感じるのかあまりスピードが上がらない。しかしながら、新しいだけあって、この道は快適に走れる。鳥取バイパスに入り非常にスムーズに最初の休憩ポイント、道の駅「神話の里しろうさぎ」に到着。

この道の駅は少し使いにくい。駐車場が2つに別れていてそれぞれの様子がわからない。入り口左側の駐車場に車を入れたが、休憩所に行きにくい。また、外から休憩所の中が見えない構造で裏口から入るような雰囲気である。

道の駅「いなばの白うさぎ」を出ると前に遅い乗用車が走っている。制限速度を下回る速度で走っており追い越し禁止区間なのでそのままついていく。少し走るとゆずり車線があり右側車線に移ると、先行車は急に加速を始め、追い越しを始めると目一杯アクセルを踏んで抜かされまいとする。時々こんなマナーのドライバーがいるので要注意です。滅多に走らない道なのにこのような目に遭うというのはこの地域のドライバーはマナーが悪い傾向があるのではないかと思わざるを得ない。2017年2月9日付け日本海新聞の鳥取県のアンケート調査では7割の人が自分は運転マナーが悪いと回答している。回答項目第3位無理に割り込む。第5位流入車両を入れない。第7位譲り合わない。とあるので覚悟してドライブしましょう。

道の駅を出て西進、青谷羽合道路に入る。その前の信号からICまで2kmほどあり、バイパス道のような道だがインターへの連絡道で50km/h制限である。本線に入っても道路の感じが変わらず、流れも悪い。そうこうしているうちに北条バイパス。こちらは一般道だが、青谷羽合道路とあまり変わらない車の流れであり速度に注意。道の駅「北条公園」に入ってみたが、寂れた雰囲気で人影があまりない。すぐに出発、少し走ると道の駅「大栄」があり、こちらの方が賑やかだ。

東伯中山道に入る。こちらは、自動車専用道らしい感じの道路で流れが良い。新しく快適な道路だ。食事のため名和ICを降り道の駅「大山めぐみの里」に入る。思ったよりこじんまりとしている。

インターを降りてパーキングに入るのは結構抵抗感があるが、道の駅までに信号がなく、手前の道の駅「はあい」より回り道の感じが少ない。ただ、ここも駐車場が2つに分かれており、混雑時は問題がある。このときも、大型車のすべてのレーンに小型車が駐車していた。後で奥を見ると小型車のレーンがあったが、利用者の立場としては困る。

再び走り出して、米子インターのあたりで、マツコネがインターを降りろと言ってきたが、当然無視。やがて松江に入る。25年前と比べると3時間程早く着いた。日曜日なので松江城周辺はかなりの混雑で城の下の駐車場は満杯。城の周辺は以前に比べ整備が進んだ。反面、百貨店が撤退して、東側の商店街であったところは人の姿が見えない。いわゆる地方都市のシャッター街となっている。城の北側に小泉八雲旧居、武家屋敷などがあって歴史を感じさせるがどこからともなく音楽が聞こえてくる。何か放送しているのかとその時は思い込んでいたが、どうやら高校の吹奏楽か何かの練習だろうか。練習の音のようには聞こえなかったが。・・・。不興であったのは、堀端の道路の車の多さである。

松江を出て宍道湖の北側の国道431号線を通って出雲に向かう。松江の近くは新しく快適な道路。左に宍道湖を見ながら気持ちの良いドライブが出来る。宍道湖を離れるあたりから民家沿いのやや狭い道となるが、出雲に近づくにつれ次第に広くなる。

帰り道、マツコネを信じていると逆方向を案内し始めてあせった。山陰道を使わない道を案内する。狭い道に入り込みながらもR431号線に出てやれやれ。出雲ICから山陰道にのる。このあたりは車が少なく流れが良い。松江に近づくと交通量が増えスピードが落ちていく。米子ICのあたりでまた高速を降りるようにとマツコネの指示が出る。琴浦Pにて休息。

琴浦パーキングは気になることがある。トイレが駐車場の近くにあるのに休憩場がものすごく後ろにある。?はじめこのパーキングはトイレしかないと思ったほどだ。休憩場は何カ所のセクトに分かれ、つながりがなく利用しにくい。店に入りにくい。1つの大きい売り場の方が利用しやすいのになぜ分ける?というわけで何も買わずにパーキングをあとにした。パーキングを出るのが大問題だ。方向を間違えた。西に行きかけた。このパーキングは西行き東行きともに同じ駐車場を使う。パーキングを出るとき、最初の分岐で鳥取方面は右、米子方面は左である。東に向かって旅行するとき、左に行くのが鳥取方面と思うのが自然、だから感覚と逆になっている。間違えてそのまま進むと、もう一度分岐がある。ここで右に行くと米子方面。鳥取方面に行くのだから左に行くと、本線に入り逆走することになる。ごく最近出来たにもかかわらず、逆走の危険性のあるパーキングであり大きな問題。普通高速道で両方向を1つのパーキングにするときは駐車場を区切ってある。京都縦貫道や豊岡道でもそうなっている。コスト削減で安全性を軽視しているのではないか。そういえば、最近出来た鳥取県内の高速道は全般に路側帯が狭く一般道に近い感じがして走りにくい道が多いと感じるのは気のせいか。

何とか無事に本線にのり東へ。鳥取市内も通過して四馳山バイパスに入る。ここで気になることが。本線のまま走ると、バイパスに入らずに国道9号の旧道に入る。つまり道路の白線を越えて四馳山バイパスに入るようになっている。道路の形状からしても交通量から考えても鳥取バイパスから四馳山バイパスに進むのが本線である。しばらく行くと岩美インターのところで「豊岡京都方面ここで降りる」指示が何度も出てくる。京都方面は浦富ICだと遠回りになるが、豊岡方面は終点浦富ICで降りる方が走行距離が短く早い。この表示は何のためか気になる。

というわけで出雲から豊岡まで4時間の旅が終わった。豊岡出雲往復燃料代460kmで2300円



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