仙台珍道中

先のゴールデンウィークに用があって仙台まで行ってきた。車での移動にどっぷり浸かっているので飛行機に乗ったのが10年振り、電車に乗ったのが5年振りということで、戸惑うことが多々あったので少し書いてみる。

 仙台へ行くとなると車ではちょい無理なので飛行機である。豊岡からだと最寄りは大阪伊丹空港。ところが、ゴールデンウィークは空港の駐車場が混む。昔と違い、今は駐車場の予約システムがある。2ヶ月前午前0時過ぎに予約した。これで駐車場はOK。連休期間は利用者が多いため3月半ばには一杯で予約できない状況になっていた。

 その前に航空機の予約。早く予約すると航空機は意外に安い。新幹線より飛行機で行く方が安いくらいだ。今は航空券がeチケットになっていてスマホで搭乗できて便利である。スキップサービスを使ってチェックインせずに空港に到着したらすぐに荷物預かり場で荷物を預け、保安検査場で検査を受ければあとは待合ロビーで待って搭乗となる。それぞれのところで、スマホに搭乗券のQRコードを表示し、読み取り機にかざせばOKで、昔よりずいぶん簡単になったものだ。

 ここで1つトラブル発生。伊丹空港は荷物預かり場が自動(無人)になっている。前の人の操作を覚えて恐る恐るトライ。私の荷物を台に置いて計量が始まるまではよかったが、「重量が不安定です」とのメッセージが出て機械が止まってしまった。後ろには列が・・。しかたが無いので係の人に対応してもらう。何のことはない。最初から操作をやり直して2回目はすんなり出来た。完成度の低い機械だなと思った次第。トラブルが発生したり、操作を間違えたりで1人は係員を置く必要はある。コストはどうなのかな。尚、仙台空港では係員の人が計測していたのでスムーズであった。

 昼食は伊丹空港内でとったが、どの店も列が出来ていて大変。連休中に旅行するものではないな。

 仙台に着くと天気は雨。ホテルまで中途半端な距離でタクシーを使わずに歩いたが、大きな荷物を持って雨の中の移動はいやになる。

 次の日タクシーに乗ろうとホテルの前で待っていたが、5分経ってもタクシーは止まってくれない。どうやらコロナの影響かなんかで流しのタクシーはほとんど無いようである。ホテルに戻ってタクシーを呼んでもらった。

 所用を済ませて帰路につく時もタクシーを呼ぶ必要があるが、すぐには来てくれないので早めにタクシーを呼んでもらわないといけない。

 さて、タクシーで料金を払うときまた問題発生。楽天ペイで料金を支払うことにしたのだが、そのタクシーでは運転手さんが差し出したQRコードをアプリで読み取り、自分で料金を入力して支払うシステムである。支払うときなぜかスマホの画面が元に戻ってしまった。運転手さんは支払い番号を記録しないといけないから支払いの画面を出してくれと言う。楽天ペイはあまり使ったことがないので、履歴を表示したことがない。焦るとますます出来ない。履歴は出せたのだが未払いであった。料金が丁度1000円だったので結局現金で払った。これの方が遥かに早かった。

 最大の難関は仙台駅である。

 連休中なので駅はごった返している。仙台空港行き切符を買おうと、JR線自由席が買える券売機に並ぶ。ラッキーなことに前には1人しかいない。ところが、その人は切符を買おうと悪戦苦闘するもなかなか買えないようだ。嫌な予感。暫くしてあきらめたように立ち去った。若い人なのになんか変だなと思いつつ、自分の番になり券売機を操作するが多機能であり、なかなか駅選択の画面にならない。ようやく駅選択の画面になり、「せんだいくうこう」と入力しても画面に仙台空港が出てこない。操作を間違えたかなと思い初めからもう一度、そしてもう一度繰り返したがやはりだめ。ということで私もあきらめて、駅員さんに尋ねるとその機械では空港行きの切符は買えません、と素っ気ない返事。ふと周囲を見ると空港行きの切符の買える券売機にはいつの間にかすごい列が出来ている。出発時間が迫ってきて焦る。すると、空港行きの切符の買える券売機で、なぜか並んでいる人数が少ない券売機があり、そこで買うことに。1分くらいで買えたのでやれやれ。昔と違って現代の券売機は機能が増えたが買うのに時間が掛かる。単純な券売機に比べると10倍くらいかかるかも。混んでくると並んでいる人には大変な事態が発生しそうだ。尚、後日ネットで検索しても仙台駅の券売機で仙台空港行きの切符が買えない券売機が多数あるという情報は出てこなかった。

 こんな事になるのだったらicocaを買っておけば良かったと後から思った次第。

 ということで疲れた仙台行きであった。厚木まで車で行ったときの方が楽だったかな。

 車社会にどっぷりつかっている皆さん、飛行機で行くときはIC乗車券を持って行かないと大変ですよ。


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