城崎温泉 温泉寺参道写真

城崎温泉

ブラ城崎温泉界隈1〜一の湯横の駐車場を出発して温泉寺ふもとまでのブラ歩きで見たもの

一の湯近くの町営駐車場を出て大溪川を渡ると、木屋町である。そう、京都の木屋町のイメージと似ている。裏通りの川沿いのなかなか美味しい料理屋さんがある。木屋町小路は都会のやや若い層をターゲットにした施設かと思う。四所神社は城崎の氏神様である。秋祭りは四所神社そして城崎の最大の祭り。四所神社の隣に御所の湯がある。名前の通り、雅で厳かな雰囲気であり、高級感もある。一の湯は街の中心に位置して、外観も絢爛豪華。駅横にさとの湯がある。こちらは今風のレジャーランド的な風呂、スパといったところ。地蔵湯は畳敷きの休憩所があり、伝統的な外湯をイメージする。柳湯は江戸時代の庶民的な風呂をイメージする。まんだら湯はお寺をイメージする。鴻の湯は歴史的には城崎で温泉が初めて見つかった地である。コウノトリが傷を癒やしている場所を後で見たら湯がわき出ていたという話。露天風呂を重視した風呂である。

さて、御所の湯から少し奥へ向かって歩くと三木屋旅館さんがある。有名な文豪志賀直哉が、電車にはねられた怪我した後、療養のため城崎に逗留(とうりゅう)したとき宿泊していた旅館である。そのときの経験を描いた小説が「城崎にて」である。三木屋さんのもう少し奥に「つたや旅館」さんがある。こちらは幕末の志士、桂小五郎隠棲の地である。勿論1925年に北但大震災があったため当時の建物はない。「つたや旅館」の斜め前に西村屋本館がある。こちらはそれぞれの客室から庭園が見え、奥行きが深く途中の路地を越え、なんと鴻の湯の横まで客室がある。また、旅館内にはミニ博物館があって宿泊客は見ることが出来た。

ブラ城崎温泉

ブラ城崎温泉界隈2〜城崎温泉駅横駐車場を出発して駅通り、地蔵湯、大溪川沿いを歩き、柳湯、一の湯付近まで

城崎温泉駅北側に町営駐車場がある。1時間まで無料、その後1時間100円と温泉に入り町内散策するなら格安である。駐車場の駅側にさとの湯がある。この風呂は1階が休憩ロビー、2階は和風と洋風の浴室があって日替わりで男女が変わる。3階は3種類くらいのサウナと露天風呂があり、円山川の景色を楽しみながら湯に浸かれる。駅通りは城崎では広い通りで無電柱化され空が広がっている。狭い谷間の温泉地としては異例に広い通りである。よく古老から聞かされた話だが、北但震災の後、通りの両側の家を1間ずつ削って計2間(3.6m)道幅を広げたという。大溪川も昔は氾濫して土砂が温泉街に流れ込んだ。震災を機に大改修を行い、川幅と両側の道幅を広げ玄武岩の石段を積み上げ現在の姿になり、震災前とは大きく変わった。昔の写真と比べてみると実に美しく生まれ変わった。H27年1月に大火があったが、ようやく復興が始まっている。どんな街になるか楽しみだ。

ブラ城崎温泉界隈2



城崎温泉 温泉寺参道写真 常緑広葉樹林の原生林 日本の原風景 

城崎温泉の周辺の山は手付かずの常緑広葉樹(照葉樹林)の原生林となっています。

城崎温泉は賑やかな街ですが、温泉街のすぐ横には原生林が広がっています。まさに日本の原風景といえます。ゆっくり風呂に入ってこの風景を堪能してください。



温泉寺山門です

山門の仁王様

温泉寺本堂は中腹にあるためこちらでお参りができます。

温泉寺本堂への初めの階段。直線の長い階段のためあまり皆さん歩かれません。歩いてみると石段の幅は広く歩きやすいです。下りは気をつけて下さい。

初めの長い階段を上りきってすぐ左に曲がったところです。広葉樹の巨木があちこちに見えます。寺の参道なのでまっすぐな針葉樹も見受けられます。

針葉樹と広葉樹がケンカをしています。針葉樹の方が弱そうですね。このあたりでは森林の極相は常緑広葉樹で、針葉樹を植林しても数百年放置しておくと常緑広葉樹林になってしまいます。

背の高い広葉樹の樹冠が見えます。鬱蒼と茂った感じです。

原始林という感じです。これも参道すぐ横です。

このあたりは温泉寺本堂の近くになりますので参道の両側に針葉樹が植えてあります。杉でしょうか。ここをもう少し上がると温泉寺本堂です。

朽ちて倒された巨木の株

切り倒された木

もみじも少ないですがあります。下にはこけで覆われた古い倒木

本堂に物資を運ぶために作られた道ですが勾配がきつく歩きにくいです。キャタピラーのついた電動車がたまに通ります。この道の両側は本当に手付かずの原生林です。

ここからまた参道に戻ります。

温泉寺の麓から参道方向の山を見ています。広葉樹林です。針葉樹は見えません。

同じく温泉寺の麓ですが、広い範囲の山を見ています。境内にはイチョウなど庭木が植えてありますが、後ろの山は見渡す限り広葉樹林です。

温泉寺を離れて城崎の中心部です。中央下には四所神社の屋根が見えます。この神社の左横に「御所の湯」があります。神社の境内の巨木が中央に見えますが、後ろの山は見渡す限り深い広葉樹林です。






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