窓枠結露対策

超ローコスト窓枠結露対策

冬になると、アルミサッシの室内側、特にアルミ枠の上に露が溜まり、それが枠の下の桟を濡らしてしまう。何年かすると木に汚いシミをつくってしまうという経験はありませんか。

我が家の場合、窓はアルミサッシでペアガラスですが、内障子になっているところでは、結露します。特にアルミ枠の下の木枠の上のアルミ部分の結露がひどいです。ペアガラスなのでガラス面の結露は殆どありません。アルミの部分は熱伝導が良いため冷え易くなります。冷気が溜まる下側が特に冷やされるため、サッシ枠の幅2cm程の部分に集中的に露が溜まります。最強寒波の時は、露が凍りました。サッシ枠の下の部分が凍っているのを見て対策を思いつきました。

結論、結露するサッシ部分にビニルテープを貼るだけで、結露は大幅に改善できる(場合がある)。

実際に行ったのは、1個50円ちょいのビニールテープを結露するサッシから木枠にかけて3重に貼りました。テープ1個(長さ10m)で窓2カ所出来ます。効果ですが、外気温が−1〜−2度ぐらいで、朝点検すると少し湿っている程度で、テープから周りに水がこぼれて木枠が濡れることはありませんでした。大きな改善といえます。ただし、室内の湿度は40から50%くらいです。ペアガラスを使っていても、窓ガラスの結露がひどいようだと、室内の湿度が高いため、壁内結露や押し入れ奥の結露もあり得ます。十分換気をして室内の湿気を屋外に出して下さい。室内の湿度が高い場合、結露が改善出来ない場合があると思われますので、結論を(場合がある)としました。

理論的な説明

建材に使われる材料では、アルミは断トツに熱を伝えます。アルミほど熱を伝える住宅建材はありません。問題のビニールテープですが、アルミの熱伝導率はビニールテープのほぼ千倍です。ビニールテープの厚さは0.2mm、3重にすると厚さ0.6mm。この厚さでもアルミだと厚さ60cmに相当します。アルミサッシが、屋外から室内木枠まで熱を伝える経路の長さは10cm程度ですので、大幅に熱が伝わりにくくなります。ですから、結露も緩和されます。

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