出雲道中記

お伊勢参り by CX5

CX5を運転してお伊勢参り道中記です

コース<行き> 豊岡〜国道426号線〜国道9号線〜京丹波みずほIC〜京都縦貫道〜大山崎JC〜名神〜草津JC〜新名神〜亀山JC〜東名阪〜伊勢自動車道〜伊勢西IC〜伊勢神宮

<帰り> 夫婦岩駐車場〜伊勢二見道路〜伊勢自動車道〜新名神〜京滋バイパス〜京都縦貫道〜国道9号〜国道426号〜豊岡

 走行距離は往復600km少々。軽油使用量38リットル。燃料代は3000円少々。通行料金は10000円弱。所要時間は片道4時間半といったところか。

 豊岡市内を出て国道426号を少し走り五条大橋東詰交差点を左折して広域農道に入る。この道は豊岡市但東町の矢根交差点まで13km少々の区間に信号が2カ所しかなく、峠道であるがカーブは適度で路面もきれい、道幅は十分であるが交通量が少なめの快走路である。

 矢根交差点から再び国道426号に入り出合交差点を右折すると道は更に良くなる。平成16年の台風23号の後、道路整備が進み快適な走行が出来るようになった。登尾トンネルあたりまでは国道9号より広くカーブもゆったりとしている。しかも信号は出合交差点から国道9号野花交差点までの22kmに1カ所しかない。ただ、この道は歩行者がはねられる死亡事故が何度もあり、飛ばし過ぎには用心したい。426号は登尾トンネルから京都府側は狭くて急カーブが多くしかもブラインドコーナーになっている箇所がいくつもある。事故多発区間はカラー舗装がしてある。センターラインをはみ出してくる対向車との衝突に十分気をつけなければいけない。自分自身もセンターラインからのはみ出しは厳禁。左側をゆっくり走るのが賢明か。

 国道9号福知山市内は昔は渋滞がひどく難所だったが、道路改良が進んで快適である。京都市内の国道9号より車道幅、歩道ともに広くなった。高架の区間になると高速道と間違えそうになる。福知山インターの近くでは交通取り締まりは厳しい。

 福知山を過ぎると単調な田舎道といった感じか。走っても走っても風景が変化せず、徐々に道路改良はされるものの30年間での変化は少な目。今では豊岡市但東町の国道426号線のほうが良い道で走りやすい。福知山を出て約30分で京都縦貫道の京丹波瑞穂インターに到着。ここから京都縦貫に入る。

 京都縦貫の丹波インターから北は平成27年に開通した。出来たての高速道は気持ちよく走れる。少し走ると京丹波パーキングに着く。上り下りの両方が同じ施設を利用するが、勿論、山陰自動車道とは異なり駐車場は上り下りが分離されている。このパーキングの特徴は物産売り場が充実していて利用者も多く賑わっていることだろうか。京都縦貫道の大きいパーキングはここだけなので客が集中する。パーキングを出ると丹波インターまでは車の流れが速いがその先に観音トンネルがあり、急な上り坂で流れが悪くなる。しかし、園部から京都方面は片側2車線となるのでスムーズである。とはいうものの、左側車線は流れが遅い。制限速度は80km/hだが、その前後かなとおもわれる。京都縦貫は大山崎ジャンクションまで全体的にカーブがきつめで路側帯の幅が高速道としてはやや狭い。京都縦貫の老坂下り坂はカーブがきつくしかも急坂で交通量も多く、名神と同じように走るのは少々怖い。そういえば舞鶴道もカーブがきつく走りにくいが・・・。ただし、ランクルからCX5に変えてから走りやすくなったのは確かだ。

 大山崎ジャンクションから名神に入ることにする。京都付近ではやっぱり流れが悪く常に80km/h以下での走行である。なんとか渋滞はせず順調に新名神に入る。連絡道ではない本来の新名神は走りやすい。この道路は3車線分の幅で工事してある区間もかなりあるが、やはり完全に3車線で工事すべきである。あまりに勿体ない。トンネルの中もポールを立ててわざわざ2車線にしてある。2車線道路と3車線道路の差は自分で運転するとすぐ分かる。2車線だと左車線を遅い車が走っているとき大型車がそれを追い越す場合があり、車の流れが一気に悪くなる。しかもぎりぎりの速度でゆっくり追い越すケースが多く、その場合は一気に車列が出来てしまう。3車線だと右端があくので流れがスムーズになる。実際海外の高速道路は幹線の場合は普通片側3車線である。日本では残念ながら名神や東名でも3車線は一部の区間のみである。とはいえ、新名神は走りやすい道で、特にトンネル内は流れに乗って右側車線を走っていても静かでスピード感がなく徐行しているように錯覚する。名神や京都縦貫のトンネル内だとすごくスピード感があるのとえらい違いだ。

 新名神を少し走ると土山SAである。ここは上り線と下り線が1つになっているSAでよく賑わっている。関西のお土産が揃っていて、ちょっと買って帰るのはとても都合がよい。エディカードで食事が出来るのには驚いた。

 土山SAを出るとすぐ亀山ジャンクション。ここでは名古屋方面への新名神の工事が行われている。巨大な橋が高速道路のすぐ右に造られている。完成まであと2年ぐらいか。亀山ジャンクションから伊勢自動車道に入る。鳥羽に昔来たときは片側1車線の区間がかなりあってひどい渋滞に悩まされたが、今は伊勢西インターまで片側2車線で走りやすい。ほぼ全線100km/h制限である。カーブは緩やかで道幅は中国道と同等でトンネルが少なく、交通量も吉川JCより西の中国道並みで、中国道より走りやすく、右側レーンをキープしてもストレスは少ない。左側に平野が開け、右側はなだらかな山麓で気持ちよいドライブが出来る。

 昼過ぎには伊勢到着。伊勢西ICで降り、猿田彦神社を左に見て大駐車場へ。ウィークデイなので駐車場はまだ余裕があった。広い地下道を通りおはらい町へ。独特な風情がある町並みで、平日ながらかなりの賑わいである。おはらい町を抜け、五十鈴川に架かる宇治橋を渡りいよいよ内宮へ。サミットの皆さんもここを通られたと思うと少し感慨がある。まっすぐな砂利道をしばし歩くとこれより先トイレありませんとあり、少し気にはなる。五十鈴川のほとりで手を清め、ふと周囲を見渡すと日本の原風景といわれる川と森。1000年を遙かに越える年月をかけて注意深く造られた自然の美である。放置された自然ではなく、人の手が入った自然である。日本の原風景と感じさせる不思議な風景である。しばし砂利道を歩き、広い階段を上り拝殿所へと進むが、本殿は殆ど見えないし写真撮影も厳重に不可で、ここは少々奥ゆかし過ぎる。

 さて、帰りの日は二見海岸の夫婦岩を見に行く。ここは特筆するべき風景といえるのか。まあ、それぞれか。1つ問題が。駐車場である。最寄りと思える比較的広く空いた駐車場があったので入ると、1000円請求された。2000円以上買い物すれば1000円分差し引くということだが、ちょっと買い物する気にはなれない。ぼったくり感だけが残る。とはいえ、近くに無料駐車場はあるが満車状態、トンネルを抜けた先には大駐車場とショッピングセンターがあるがそこも駐車料金は高めらしい。

 帰りの行程では京滋バイパスを利用した。名神が混んでいるかなと考えたからだが、京滋バイパスは規格が低い。路側帯が狭く、カーブもきつく、車線幅も狭い。いかにも事故が起きやすい道路という感じである。交通量は巨椋インターまでは多いが、その先はがらがらになる。長距離ドライブではできれば避けたい道路だ。新名神が完成するまでの辛抱である。

 ところで豊岡から京都の行程だが、最近大宮野田川が開通したので、豊岡から国道312号で京丹後市を通り大宮IC〜宮津〜京都縦貫〜沓掛ICというコースが早いのでは。実際走ると京都府内の国道312号は信号が意外に多く、流れは交通量の割にはゆっくりで、カーブはとてもきつく民家の軒先を走る区間も多い、道幅も狭いなどドライブして快適という道ではない。長距離ドライブにはあまりお勧めではないと思う。豊岡市内中心部からだと福知山経由に比べて5分ぐらいしか早くならないのでは。通行料金は福知山経由に比べて平日で1100円ほど高い。城崎温泉だと宮津経由は早いと思う。



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