いろいろな色

いろいろな色

パソコンモニター上で色は光の3原色、赤、緑、青(R,G,B)の合成で表示されます。 

色の強さを数0〜1で表します。0は文字通り0,1は最大の強さです。一つの色は3原色の強さの組で表示されます。R,G,Bの純で(1,0,1)などと表します。ちなみに(1,0,1)はピンクです。

このように色は3つの成分を持つことから、3次元の空間の点と対応づけることが出来ます。数字が0〜1ですから、下の図のように1辺の長さ1で原点を頂点とする立方体の表面と内部の各点と各色を対応づけることが出来ます。

この立方体を色立方体と呼ぶことにしましょう。


では色立方体の表面を見ましょう。立方体は6面です。原点側上方からと、奥の下側からですべて見ることが出来ます。なおグラフィックは十進Basicで行っています。

色立方体の表示

色立方体の断面を見ましょう。(上図参照)

R軸上の色指標は(0,0,0)〜(1,0,0)まで変化します。そこで、r成分の値をkとしてkの値を0から1まで0.1きざみで変えて、R軸に垂直な断面を見ます。

R軸負の方から正の方を見ます。

 R軸方向

同様にb成分をkとしてB軸に垂直な断面

B軸上の方から下の方を見ます。

 B軸方向

G軸に垂直な断面

G軸負の方から正の方を見ます。

 G軸方向






点(0,0,0)と点(1,1,1)を結ぶ対角線に垂直な平面で切った断面を見ます

対角線OPに垂直な平面で切った断面を見ます。3原色の色指標を(r,s,t)とすると、断面上の点ではr+s+tは一定値を取ります。この値をkとしてkの値で断面を指定することにします。

kの値は0.1から2.9まで0.1きざみでとります。k=0では断面は点Oに、k=3のときは断面は点Pになるため表示しません。k=0,3の近くでは断面が小さくなるため、拡大して同じ大きさにしました。k=0.1のときは暗いですが、かすかに三角形が見えます。

 色立体の対角線断面表示

すべて?の色を1枚に表示します。上図xOy平面でOをホーム、Aを1塁、Bをサードに見立てると、ライト方向から見ています。Ozに垂直な断面をk=0.1ごとに変化させ正方形を平行四辺形に変形して11枚積み重ねて1枚にしています。

 すべての色表示






平面OABCで立方体を切った断面

色立方体のR軸を鉛直上方に、B軸を手前右向きに、G軸を奥の方向にとります。(下図)

 

色立方体を平面OABCで切り取ります。直線OTが画面中央横向きにとります。そのあと、直線OBを固定したまま長方形OABCを、OBに垂直方向に拡大します。拡大率は2倍、3倍、5倍、10倍、20倍、50倍、100倍。色がどうなるか見て下さい。

 対角線含む断面






青、緑、赤、水色、ピンク、黄色、白の20階調の色です。色指標は等間隔です。

 20階調の色







原点を中心とする半径1の色立方体の内部の球面

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