高速道路の標識がわかりにくい?!

高速道路を走っていてわかりにくい標識に悩まされることはないですか。カーナビに頼って走る場合は関係ないと思われるかもしれませんが、カーナビが古いと新しい高速道は表示されませんから標識を見て走ることになります。先日新名神を走って少し気になったことを書きます。

高槻JCTから新名神を西向きに走ります。神戸JCTから中国道西向きへ行きたいのですが、神戸JCTのイメージがまだ十分ではありません。最初の標識。1秒で現在地わかりますか?標識の一番下に神戸JCT1.8kmとありますが、普通は緑の面に視線があるのでその下は見ないでしょう。ここまでずっと高速走行しています。最も知りたい情報は、「ここはどこか」です。それに応えているでしょうか。地名が6個、道路名が4つ、矢印3つの道路図、JCT名、これだけの情報を高速走行しながらすべて見て受け取れますか?情報が多過ぎます。高速で走るのですから、標識を凝視して走れません。ちらっと見て必要な情報が得られないとだめです。

2番目の神戸JCTの標識です。今度はトラックにより一番下の神戸ジャンクションの文字が隠れています。標識の真下の路面に山陽道と中国道の白の文字が描かれていますが、トラックで見えません。先ほどとほぼ同じ標識ですが、標識だけで神戸ジャンクションと分かるでしょうか?

分岐間近。標識の位置が奥過ぎます。分岐(ゼブラゾーン始まり)から80m奥です。ここから分岐のゼブラ帯まで3秒の距離です。標識はかなり奥にあり、この地点から200m弱。本線の路面には山陽道と描いてありますが、左側には何も描いてありません。中国道と描くべきでしょう!標識には地名は大きく描いてありますが、神戸ジャンクションの文字は小さく目立たない位置に描いてあります。自分の目的地ではない地名が一杯描いてあると瞬間の判断にはかえって邪魔になります。現在地と分岐先の道路名を大きく描くべき。ドライバーが最も必要とする情報はそれ。あとは不要です。

神戸JCTの西2kmにある標識。広域図ですが、何のためにあるか意味不明です。この道を真っ直ぐ進めば広域図のどこを走るかも一瞬では分かりません。

地名が4つ描いてありますが、どこのICかわかりますか?これは中国道下り線の西宮北IC1km前の標識です。

中国道東行き、吹田JCTの分岐400m前にある標識ですが、「吹田JCT600m」と描いてあります。

分岐330m前、路面にはまだ2車線とも名神と描いてあります。直進が名神、左折が近畿道ですが、広域地図では直進近畿道、左折名神となります。広域図と実際の分岐が逆になっており、カーナビの無いころはここは要注意地点でした。分離帯に衝突した車を見たこともあります。不慣れのドライバーがここの標識を見落とすと間違える可能性大です。

吹田JCTのゼブラゾーン始まり地点。奥に標識がありますが、この地点から230m奥にあり、この写真では判別できません。なぜ、このような位置に標識を付けるのか意味不明。400m前で標識が判別できないと余裕をもって運転できないというのはいかがなものでしょう。

名神西行 高槻JCT、一応よく分かりますが、そもそもJCTの分岐先は高速道路ですから、道路名を最も大きく描くべき。つまり名神、新名神の文字をもっとも大きく描くべきでしょう。岡山はどちらからでもほぼ同じ距離ですから。標識の地名と自分の目的地が同じ道路で行けるかは判断に少し時間がかかります。運転中に余計な負担をドライバーに強いるのは問題です。

最後に名神東行き草津JCTです。ここの標識も地名を優先していますが、信楽、亀山、栗東、彦根ととてもマイナーな地名が大きく書かれています。ここを通る車でこの4か所に行く車は少ないと思われますし、遠方の人はこの地名を見てもどこかわからない。こんな標識でも皆困らないのは、道路面に大きく「新名神」と10か所ほど書いてあるからです。最初の神戸JCTの例では路面に「中国道」と書いてある箇所が少ないのでわかりにくいのです。Nexcoの担当者は標識の作り方の基準を根本的に見直した方がよいと思われます。



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